開発秘話


Wellness Naviのはじまりとは。
2014年、サツドラと株式会社ファーマフーズの出会いからはじまったWellness Navi。
開発のきっかけやこだわりなど、それぞれの担当者が商品に込めた思いを語ります。
また、研究現場レポートでは、機能性素材ができるまでの工程をご紹介します。
研究現場レポート
株式会社ファーマフーズ 山下 裕輔 Yusuke Yamashita


「食」で健康を支えるファーマフーズ

人々の「Quality of Life」の向上を目指して
わたしたちファーマフーズは、「医薬」(Pharmaceutical)と「食」(Foods)の融合「ファーマフーズ」(Pharma Foods)を目指し、健康維持と生活の質(Quality of Life)の向上に役立つ機能を明確に持つ食品素材の研究・開発を行っています。
「天然物」を原料に、細部までこだわったものづくりを。

「やさしくバイオ(バイオテクノロジー)を伝える」ことがわたしたちの使命
機能性素材の研究・開発を行う会社として、商品を作る時に一番大切にしているのは、細部にまで徹底してこだわることと、しっかりしたデータを取得することです。
また、サプリをはじめとした健康食品は、安心・安全であることが大事。聞き馴染みのない石油由来の成分や化学合成物質などからできていたら、消費者のみなさんは不安だと思います。だから、わたしたちは「卵」や「野菜」などの身近な「天然物」を原料とすることにこだわっています。たとえ「天然物」由来でも、それがしっかり伝わらなくては消費者に手にとっていただけません。研究者が論文に書くような学術的なデータの取得だけではなく、一般の消費者の方にもわかりやすいデータを取得して、情報を噛み砕いて伝える、「やさしくバイオ(バイオテクノロジー)を伝える」ことがわたしたちの使命だと思っています。
消費者が本当に求めている
安心・安全な健康食品を

機能性素材の研究・開発を行うファーマフーズ ×
消費者のニーズを熟知したサツドラ
2014年末、サツドラさんとの出会いがきっかけで、共同開発がスタートしました。
わたしたちファーマフーズは、機能性素材の研究・開発の知識や商品化するための技術を持っています。しかし、売り場からは遠いため、消費者のニーズを知るのは難しい。一方、サツドラさんは売り場でリアルな声を聞いているため、ニーズを熟知しています。両社の培ってきた技術、情報、知識を合わせることで、消費者が本当に求めている安心・安全な健康食品を作ることができるのではないか。そんな思いが一致して、すぐに商品化に向けて走り始めました。

「事務的作業に伴う一時的な精神的ストレスを緩和」を謳った日本初の機能性表示食品「GABAX-ギャバックス-」
2015年1月からWellness Naviのスタートは、わたしたちが研究開発を行ったGABA-ギャバ-を用いた商品「GABAX」でした。この商品を2015年4月からスタートする機能性表示食品制度を活用し、「どのような方に手にしていただきたいか」をわかりやすく表示した商品にしよう、ということが決められました。
制度の始まりと同時に商品化するということもあり、苦労の連続でした。例えば、“ストレス”という言葉ひとつとっても、精神的なストレスもあれば、筋肉疲労のような肉体的なストレスもあります。さらに、慢性的なものもあれば、一時的なものもある。消費者に誤解を与えることなく、正しくGABAの機能性を伝えるためにはどうしたらよいか、消費者庁やサツドラさん、社内のスタッフと何度も打ち合わせを行いました。試行錯誤の末、「事務的作業に伴う一時的な精神的ストレスを緩和」を謳った日本初の機能性表示食品「GABAX」が完成しました。
“健康で”長生きできる、そんな未来を支えたい

病気になる前にできることはないか。
そんな時が“食品素材”を研究するわたしたちの出番
医療や薬の発達によって寿命は伸び続けており、100歳まで生きる人も増えてきていると言われています。ただ100歳まで生きるのではなく、“健康で”100歳まで生きることに意味があると思っています。
長い人生、病気になれば医療や薬が治してくれます。そもそも病気になる前にできることはないか。そんなときにはわたしたちの出番です。ファーマフーズが研究・開発しているのは薬ではなく“食品素材”。これからもそれらを通して、人々の健康を支え、元気で長生きできる未来を築いていきたいです。
研究現場レポート
サツドラホール
ディングス株式会社
倉知 晃弘
Akihiro Kurachi


だれもが救われる世の中にしたい

Wellness Navi開発のきっかけは、
“日本のヘルスアイテムの買いづらさ”への気づき
わたしがサツドラに入社した数年後に、父が体調をくずしました。何か助けになれればと思い、父の身体の為になりそうなものを必死に探しました。その時に、“日本のヘルスアイテムの買いづらさ”に気づいたんです。無数にある中から自分にあった商品を探すことの大変さや、良さそうなものを購入するには高額な料金を支払わなくてはならないことなど、調べれば調べるほど、“買いづらさ”を強く感じました。
また、当時は店舗で勤務していたので、店舗でお客さまに直接商品をおすすめする機会がありました。その時に、悩みを抱えるお客さまにより良い商品を勧めようと思うと、どうしても高額なものになってしまうことにも葛藤を覚えていました。そんな思いが積み重なり、「健康になりたいと思った時に、だれもが救われる世の中にしたい=“日本の健康を買いやすくしたい”」と思うようになりました。

だれでも気軽に、悩みの分だけ。“買いやすく”を実現
根底にあるのは、店舗で勤務していた時代に抱いていた「健康になりたいと思った時に、だれもが救われる世の中にしたい」という思い。だから、より良い商品を購入するために高額な料金を支払わなくてはならないとか、複数悩みを抱えていても高額だから1つしか商品を買えないというのを変えたかった。だれでも気軽に買える価格で、複数の悩みを抱える人にはその悩みの分だけ商品を買ってもらえるようにしたかったんです。
価格を抑えるのは容易ではありませんが、PB商品として開発から仕入れまで、自社でコントロールする部分を増やすことで“買いやすく”を実現させています。
カバンからサッと出して、
気軽に使って欲しい。

使いやすく・買いやすい、こだわりのデザイン
中身はもちろんですが、パッケージデザインにもこだわりが詰まっています。
“使用する際にだれかの目を気にしたりすることなく、カバンからサッと出して気軽に服用できること”や、”部屋や会社のデスクにそのまま置いてあっても、ちょっといい感じのアイテムに見えること”を意識した、暮らしに馴染むデザインを目指しました。
そうすることで、健康に悩んでいるという深刻な感じではなく、気軽に摂取できる商品にしたかったんです。
また、「どの様な商品なのか」をわかりやすく表現したデザインにしたことで、何を買ったらいいかわからない、選ぶのが大変、といったこれまでの健康食品に対する意識も変えられる商品になったと思っています。

Wellness Naviを組み合わせることで、
複数の悩みを解消したい
どれも推したい商品ですが中でも紹介させていただきたいのは、血圧が高めの方の血圧を下げる機能性表示食品「SAGERU-サゲル-」。これまで血圧のために使うものといえば、お医者さんに処方してもらう薬がほとんどで、血圧が気になるけど、何もしていないという人がたくさんいました。そういった、通院するほどじゃないけど気になっているという方におすすめです。
血液は全身を巡っているので、血圧に悩みを抱えている方は、他の悩みも抱えている傾向があります。そういう方は、「SAGERU」と他のWellness Naviの商品を組み合わせて、悩みを解消してほしい。これこそが、わたしがWellness Naviで実現したかったことだったんです。
日本の健康を買いやすくすることで、
“健康”で長生きできる未来をつくりたい。

Wellness Naviを通して、
病気の“予防の重要性”にも気づいてほしい
今は100歳まで生きる時代とも言われていますから、“健康で”長生きする助けになっていきたいです。そのためにも、Wellness Navi商品のラインアップをさらに拡大する予定です。ちょっと「変だな?」と感じた時に「Wellness Naviの売り場に行こう!」と思ってもらえるような存在にしたいんです。
将来的には、多くの人が悩んでいる、認知症や骨粗鬆症の助けになるものも開発したいです。発症していない人たちは、無関係な病気と思いがちかもしれませんが、認知症や骨粗鬆症のような病気は予防することが重要です。Wellness Naviを通して、多くの人にその重要性に気づいてもらえるようになればいいなと思います。
そうして、どんどん“日本の健康を買いやすく”していきたいです。
研究現場レポート
Wellness Navi
研究現場レポート


Wellness Naviができるまで
Wellness Naviの商品は、そのほとんどがファーマフーズで研究・開発しています。
実際にどのような工程で商品が開発されているのか、実際の研究現場を紹介します。

1発酵・培養
天然物(GABAの場合はアミノ酸)を発酵・培養して、有効成分をつくります。

2粉末化
有効成分を含むエキスを乾燥させ、粉砕して粉末化します。

3効果の確認
有効成分が実際にどのような効果をもたらすのか、様々な細胞を使って確認します。

4成分データの分析
有効成分がいかなる段階でもその効果を十分に持ち合わせているか、研究中、複数回分析を行います。
研究員ら被験者に!?ユニークな臨床試験
例えばGABAの場合、高所恐怖症の研究員を対象に吊り橋で臨床試験を実施。何もしない状態で吊り橋を渡った人とGABAを服用してから渡った人では、GABAを摂取後に吊り橋を渡った人の方が、唾液中のストレス関連物質の値が低いという結果が確認されました。この他にも、サラリーマンが日常のストレスだと感じている通勤時の満員電車でも試験を実施。GABAを摂取した時とそうでない時では、GABAを摂取して乗車した方が、ストレスが半分以下に軽減されることが確認されました。